整形した顔が崩れてくるといううわさ話を、耳にしたことがある方も多いかと思います。
そんなことがありうるのでしょうか。
現在の美容外科の常識から言えば、答えは断然ノーです。
20~30年前、美容外科全体のレベルが未熟だった時代には、顔や胸に挿入したつめ物が変形するという不幸なトラブルが多かったのは事実です。
鼻を高くしたり、バストを大きくするために、昔はワセリン、パラフィンといった液体状の異物を注射する方式が主流でした。
この方法ですと、簡単で傷あとも残らないのですが、注入した異物が体の組織のあいだにしみ込んでしまいます。